【最新版対応】Raspberry Pi OS Ver12 (Bookworm) で scrotのスクリーンショットが「真っ黒になる」原因と解決方法
Raspberry Pi (ラズパイ) で「コマンドで画面キャプチャしたい!」
と思い、『scrot (スクロット)』 コマンドを使ったら、
「保存された画像が真っ黒…」 というトラブル、ありませんか?
この記事では Raspberry Pi OS Bookworm (バージョン12) で
scrotのスクリーンショットが真っ黒になる理由と
かんたんに直す方法を紹介します!
【記事内にアフィリエイトリンクが含まれています】
なぜSCROTで真っ黒になるの?
【原因】
scrotは「X11用(古い仕組み)」のツール。
でも今のRaspberry Pi OSは「Wayland (新しい仕組み)」が標準のため、
Waylandでは「他のアプリ画面を簡単にキャプチャできない」ため
→ 真っ黒な画像になる。
【解決法】X11 (レガシー) に切り替える
X11 (Legacy) に戻せば、
『scrot』は普通に使えるようになります!
やり方はとっても簡単です
ターミナルから、以下のコマンドを使い
設定画面を開きます。
【設定画面を開くコマンド】
sudo raspi-config
「Advanced Options」→「Wayland」→ X11 (Legacy) を選択します。



<了解> で設定完了です。
再起動します。
sudo reboot
これで scrotで正常に画面キャプチャが撮れる ようになります
X11に切り替えるメリット・デメリット
X11に切り替えると何が違いの?
メリット
scrotが使える
コマンドラインでのスクショ作業がしやすい
デメリット
Waylandの「画面のキレイさ・滑らかさ」が使えなくなる
(でも見た目は大きく変わりません)
「scrot以外のスクショ方法は?」という時は
「X11には戻したくない…でもスクショは撮りたい」場合
Wayland対応のスクリーンショットアプリを使う手もあります!
まとめ
scrot でスクショ → 真っ黒問題は「Waylandが原因」
X11 (Legacy) に切り替えれば scrotで撮れる
X11への切り替えは raspi-config から簡単!
GUI派なら「スクリーンショット」アプリも便利です。