ラズパイ

Raspberry Piでカメラ録画保存の容量オーバーはOSが壊れる

Raspberry PiでのWebカメラ録画時のmicroSD容量オーバーによるデータ破損対処法

Raspberry Piを使って

Webカメラで録画動画を保存し続けると、

MicroSDカードの最大容量を超えます。

最大容量を超えて保存すると

MicroSDカードのOSデータが破損するとこがあります。

OSデータが破損すると

次回、Raspberry Piの電源を入れた時、

ラズパイが起動しなくなります。

この問題に対処するための解決方法を紹介します。

 

microSDカード容量を管理する方法3選

MicroSDカードの容量管理するには

どのような方法があるか3つ上げています。

 

①ファイル数制限と古いファイルの自動削除

②外部ストレージへのバックアップ

③クラウドへの保存

 

①ファイル数制限と古いファイルの自動削除

ファイル数制限と古いファイルの自動削除は、

容量管理において効果的であり、

容量オーバーエラーを回避し、

効率的なファイル管理を実現するための重要な手段と言えます。

ファイル数制限と古いファイルの自動削除の方法を考えていきます。

 

②外部ストレージへのバックアップ

外部ストレージへのバックアップは、

別途、外部ストレージ(HDD、SSD、メモリカードなど)を用意する必要があります。

MicroSDカードに保存しないため

MicroSDカード容量が少なくなることはありません。

 

③クラウドへの保存

クラウドへのバックアップは、

常にインターネットに接続されておることが条件になります。

動画の保存先をクラウドに上げることで

MicroSDカードに保存しないため

MicroSDカード容量が少なくなることはありません。

 

保存ファイル数制限と古いファイルの自動削除

ラズパイを使った現実的な容量管理する方法は、

ファイル数制限と古いファイルの自動削除が効果的です。

クラウドへの保存、外部ストレージへの保存は

制限があるため難しいです。

ファイル数制限と古いファイルの自動削除方法を紹介していきます。

 

Webカメラを使用してRaspberry Piで録画を行う際、

蓄積される動画ファイルはMicroSDカードの容量を占有します。

保存ファイル数が増えると容量オーバーエラーが発生するため

保存される動画ファイル数を制限し、

古いファイルを定期的に削除します。

 

保存ファイル数を制限する

Raspberry Piで動画ファイルの保存先フォルダの動画数を監視して、

保存したファイル数が指定したファイル数を超えないようにします。

 

古いファイル順に削除する

古い動画ファイルを削除するプログラムを作成します。

保存ファイル数が指定したファイル数を超えた時

古いファイルから順番に削除して新しい動画を保存します。

 

保存ファイル数が制限値を超えた時、古いファイルを削除する方法

動画保存するフォルダ内のファイル数が

指定したファイル数を超えると、

最も古いファイルを1つ削除するプログラムを

作成していきます。

 

Pythonでコード作成

順番にコードを作成していきます。

 

WEBカメラで保存されるフォルダを指定

WEBカメラで保存されるフォルダは

# フォルダのパスを指定

folder_path = '/home/pi/camera/'

 

にしています。

 

ファイル数の制限値を設定

指定されたファイル数の制限値を設定します。

file_limit = 10

 

 指定されたファイル数の制限値を設定できるようにします。

 

サンプルプログラム

以下のコードはその処理を行います

<サンプルプログラム>【COPYできます】

import os

folder_path = '/home/pi/camera/'  # フォルダのパスを指定
file_limit = 10  # 指定されたファイル数の制限値を設定

# 関数の呼び出し
delete_extra_files(folder_path, file_limit)

def delete_extra_files(folder_path, file_limit):
    files = os.listdir(folder_path)  # フォルダ内のファイルリストを取得
    if len(files) >= file_limit:     # 指定されたファイル数以上か判定
        print('ファイル数:', len(files))
        print('余分なファイルを削除します')
        files.sort()  # ファイルリストを昇順に並び替え
        os.remove(os.path.join(folder_path, files[0]))  # 先頭のファイル(一番古いファイル)を削除
        print('余分なファイルを1つ削除しました')
    else:
        print('ファイル数が制限値以下です')


 

このコードに、以下の数値を代入することで

自分にあったファイル管理ができます。

 

file_limit:ファイルの制限数を代入

folder_path:動画ファイルの保存先のパスを代入

 

指定されたフォルダ内(folder_pathで指定)の

ファイル数( file_limit で指定)を超える場合、

最も古いファイルを1つ削除します。

必要に応じてこのコードを組み込んで、

既存のプログラムに組み込むことができます。

 

まとめ

Raspberry PiにおけるWebカメラ録画では、

保存される動画ファイルが増えると

MicroSDカードの容量制限によりエラーが発生して

MicroSDカードのデータが破損して

起動できなくなります。

 

保存されるファイル数を監視し、

制限値を超えないように管理することで

MicroSDカードの容量オーバーならないように対処する

プログラムを組み込んでいくことが大切です。

 

未経験者でも短期間でプログラミングを習得!テックジムの効率学習カリキュラムで驚くほどの学習効果を実感未経験者でも短期間でプログラミングを習得!テックジムの効率学習カリキュラムで驚くほどの学習効果を実感 Pythonは、プログラ...