イラスト

無料で使える「Stable Diffusion」を使って自分だけのオリジナルAIイラストを生成する方法

無料でAIイラストを生成できるStable Diffusionを使って自分だけのオリジナルAIイラストを生成する方法

自分の思い描いたイメージをAIにイラスト生成することで

無限にイラストを描くことができます。

ここでは、数多くあるイラスト生成アプリの中から

「Stable Diffusion」を使用して高品質な画像を生成する方法と、

作成したAIイラストを紹介しています。

自分の思い通りの作品を作っていきましょう。

 

Stable Diffusionとは何か

Stable Diffusionは、機械学習技術を用いて、

人物の特徴、髪型、服装などを言葉にあらわし

テキストでAIに伝えることでAIがイラスト生成をします。

 

その言葉を「呪文」と呼ばれています。

呪文を使い高品質な画像を生成していきます。

 

Stable Diffusionは、

イラストの細部まで生成でき、

リアリティある高品質なイラストを

生成することができます。

 

Stable Diffusionの特徴

「Stable Diffusion」の特徴は次の通りです。

 

【特徴】

①無料でAIイラスト生成できる

②1日の枚数制限なし

③呪文は英語で入力

 

無料でAIイラスト生成できる

Stable Diffusionは無料で利用できるAIイラスト生成ツールで、

高品質なイラストを手軽に作成できます。

使いやすいインターフェースと柔軟性のある制御機能を備え、

様々なスタイルや特徴を持つイラストを自由自在に生成できます。

また、事前の学習済みモデルを利用するため、

すぐに始めることができ、

高度な画像処理技術を持つツールとして注目されています

 

1日の枚数制限なし

Stable Diffusionは、1日の生成枚数に制限がないため、

制作するイラストの数に制約がありません。

自由に高品質なイラストを作成し、

多くの画像を生成することができます。

 

呪文は英語で入力

Stable Diffusionでは、生成するための指示やコマンドは英語で入力しますが、

翻訳ツールを使用して簡単に指示を理解しやすい言語に変換できます。

これにより、英語に堪能でないユーザーでも翻訳ツールを使ってスムーズに操作でき、

自分の言葉で指示を行うことができます。

 

無料で1日に何枚も

AIイラスト生成したい方に向いています。

 

画像生成に必要な準備

無料でStable Diffusionを使うには

Stable Diffusionを

ローカル環境で使うことをお勧めします。

 

ブラウザ上で使うこともできますが

保存先はクラウド ストレージを使用する必要があり

AIイラストは1枚の容量が大きいため、

無料で使えるクラウド ストレージは少なく

すぐにいっぱいになります。

そのため、クラウドストレージ容量を増設する必要があり、

費用が発生します。

 

Stable Diffusionをローカル環境で使うと

自分のパソコンのストレージを使うため

無料で何枚でもAIイラスト生成できます。

 

Stable Diffusionをローカル環境で使う準備

「Stable Diffusion WebUI」を

ローカル環境で使用するため

高性能パソコンが必要になります。

 

推奨されるパソコンスペック

Stable Diffusionは高度な画像生成を行うため、

十分なパフォーマンスを確保するために比較的高いスペックのパソコンが必要です。

以下は推奨スペックの例です

実際には使用するモデルや画像生成の要求によって異なる場合があります。

 

①Windows10、11(64bit版)パソコン

②NVDIA製グラフィックボード

③ディスクの空き容量

④SSDのディスク

  • プロセッサ(CPU): 最新のプロセッサ Core i5以上のCPU(例:IntelCore i5-13400、Intel Core i7以上、AMD Ryzen 7以上)
  • グラフィックスカード(GPU): NVIDIAのGPUが必要です。
  • メモリ(RAM): 16GB以上のRAMが推奨されます。32GB以上が好ましい
  • ストレージ: SSD 1TB以上用意することをおすすめします。

 

①Windows10、11(64bit版)パソコン

Windows10、11の64bit版を使用します。

CPUのスペックは、グラフィックボードで推奨スペックが決まります。

高性能グラフィックボードを使う場合、

CPUのスペックがないと高性能グラフィックボードの性能が発揮されません。

 

2023年でコストパフォーマンスが良い

NVIDIAのGeForce RTX 4060 Tiを使う場合、

Core i5以上のCPU

IntelCore i5-13400

 

以下は推奨されるCPUの一例です。

  • Intel: Core i7-11700K もしくはそれ以上の性能を持つプロセッサ
  • AMD: Ryzen 7 5800X もしくはそれ以上の性能を持つプロセッサ

 

③NVDIA製グラフィックボード

Stable Diffusion WebUI ローカル版を使うには

NVDIA製グラフィックボードが必須となります。

AI画像生成は、グラフィックボード(GPU)のVRAM性能が必要となり

推奨VRAM8GB以上となっています。

 

快適に使用するには、VRAM12GBある

RTX3060 VRAM12GBが快適に使用できます。

 

お金に余裕がある方は、

RTX4070 12GBを選択するのもよいです。

(私はRTX3060 VRAM12GBを使用しています)

【参考価格(2023年12月)】

RTX3060 VRAM12GB:4万~5万

RTX4070 VRAM12GB:12万~13万

 

 

最低スペックGPUで動作チェック

私が試した最低スペックのGPUで動作確認しましたが

GTX1060ti(VRAM4GB)で動作しましたが

512×512サイズの画像を生成までと条件付きとなります。

 

③ディスクの空き容量

Stable Diffusionは、モデルデータをセットすることで

アニメ風、キャラクタ、モデル画像生成といった

様々なイラストを変更することができます。

使用するモデルデータは、3~8GBのものが多く

どれだけの種類を使用するかにより必要な容量が決まってきます。

 

Stable Diffusion アプリの

Stable Diffusion WebUI本体の必要な空き容量は

約12GBのディスク容量が必要です。

リアリティーある画像生成するために

モデルデータをセットする必要があります。

多くの画像生成するため、

さまざまななモデルデータをセットすると、

数十GBから数百GBの空きディスク容量が必要となります。

容量に余裕を持たせることが必要です。

④SSDのディスク

Stable Diffusionを使うためにSSDが必要な理由は、

大量の画像データを高速に読み書きする必要があるためです。

SSDは、HDDよりも5~10倍と高速であるため、

大量の画像データを処理できるため快適に作業するために必要となります。

Stable Diffusion WebUI AUTOMATIC1111ローカル版インストール

準備が整ったら、

Stable Diffusion WebUI AUTOMATIC1111ローカル版

インストールを始めよう。

 

インストール手順は次の順番でおこないます。

①Python 3.10.6をインストール

②Gitをインストールする

③AUTOMATIC1111をインストールする

④stable diffusionを起動する

⑤stable diffusionでイラスト生成

 

①Python 3.10.6をインストールする

以下のリンクから、Python3.10.6をダウンロードします。

python 3.106ダウンロード

Python3.10.6をクリックすると以下の画面が表示されます。

Windows installse(64bit)をクリックすると

ダウンロードがはじまります。

ダウンロードが終わったらインストールを開始します。

 

インストール開始すると次の画面がでます。

①Add Oython 3.10 to PATHに「レ」チェックをいれます。

②Install Nowをクリックするとインストールが始まります。

 

インストールが正常に終了すると以下の画面になります。

「Close」をクリックして終了です。

この画面が表示されない場合は、

もう一度、Pythonのインストールを始めからおこないます。

 

②Gitをインストールする

最新のStable Diffusion WebUIを使い続けるため

Gitをインストールします。

以下のリンクから、Gitをダウンロードします。

Git のダウンロード

 

「click here to download」をクリックすると

Windows版の最新ファイルをダウンロードできます。

 

ダウンロードファイルを起動してインストールします。

インストール開始画面がでたら

「NEXT」を押してすすみます。

この後、何度も選択画面がでますが

すべて「NEXT」を押してすすみます。

 

最後に以下の画面が出たら

「Finish」をクリックして

インストール終了です。

 

③AUTOMATIC1111をインストールする

先ほどインストールした「Git」を使い

「AUTOMATIC1111」をダウンロードしていきます。

 

①初めに「stable diffusion」用のフォルダを作成します。

起動ドライブの「C:」に作成します。

フォルダ名は、自分の好きな名前で良いですが

分かりやすいフォルダ名にするとよいです。

 

ここでは、分かりやすく

「stable diffusionLocal」という

フォルダを作成します。

フォルダを作成したら

作成した「stable diffusionLocal」フォルダの上で

マウスの右クリックを押します。

「その他オプションを表示」をクリックすると

下記のウインドウがでます。

「Git Bash Here」を右クリックします。

「Git」がターミナルで開きます。

 

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

 

これを、コピーして以下に貼り付けます。

「Enter」キーを押します。

ダウンロードが始まります。

これで「stable diffusion」の起動前の作業が終了しました。

 

④stable diffusionを起動する

「stable diffusion」を起動していきます。

フォルダ

stable diffusionLocal

 →stable-diffusion-webui

  →webui-user.bat をクリックします

 

ターミナルが開きダウンロードが始まります。

環境にもよりますが、10~15分ぐらいかかりますので

一息、休憩しましょう。

 

この画面が出たら

インストール作業が終了です。

下から3行目に書かれている

http://127.0.0.1:7860

http://127.0.0.1:7860

 

をブラウザに貼り付けます。

 

⑤stable diffusionでAIイラスト生成

ブラウザでstable diffusionが起動します。

これでAIイラスト生成の準備が整いました。

さっそく、AIイラスト生成してみましょう。

 

プロンプトに生成したいイラストを英語で入力します。

「girl」と入力します。

右側の「Generate」をクリックします。

girl(女の子)のAIイラストが生成されました。

 

プロンプト(呪文)に細かな言葉を入れることで

リアリティー感やアニメ風などさまざまなAIイラストが生成できます。

呪文の作り方は次の記事で紹介していきます。