無料で使えるStable Diffusionを使って自分だけのオリジナルAIイラストを生成する方法

自分の思い描いたイメージをAIにイラスト生成することで
無限にイラストを描くことができます。
ここでは、数多くあるイラスト生成アプリの中から
「Stable Diffusion」を使用して高品質な画像を生成する方法と、
作成したAIイラストを紹介しています。
自分の思い通りの作品を作っていきましょう。
Stable Diffusionとは何か
Stable Diffusionは、機械学習技術を用いて、
人物の特徴、髪型、服装などを言葉にあらわし
テキストでAIに伝えることでAIがイラストを書きます。
その言葉を「呪文」と呼ばれています。
呪文を使い高品質な画像を生成していきます。
Stable Diffusionは、
イラストの細部まで生成でき、
リアリティある高品質なイラストを
生成することができます。
Stable Diffusionの特徴

「Stable Diffusion」の特徴は次の通りです。
【特徴】
①無料でAIイラスト生成できる
②1日の枚数制限なし
③呪文は英語で入力
無料で1日に何枚も
AIイラスト生成したい方に向いています。
画像生成に必要な準備
無料でStable Diffusionを使うには
Stable Diffusionを
ローカル環境で使うことをお勧めします。
ブラウザ上で使うこともできますが
保存先はクラウド ストレージを使用する必要があり
AIイラストは1枚の容量が大きいため、
無料で使えるクラウド ストレージは少なく
すぐにいっぱいになります。
そのため、クラウドストレージ容量を増設する必要があり、
費用が発生します。
Stable Diffusionをローカル環境で使うと
自分のパソコンのストレージを使うため
無料で何枚でもAIイラスト生成できます。
Stable Diffusionをローカル環境で使う準備
「Stable Diffusion WebUI」を
ローカル環境で使用するため
最低限のパソコンが必要になります。
①Windows10、11(64bit版)パソコン
②NVDIA製グラフィックボード
③ディスクの空き容量
④SSDのディスク
①Windows10、11(64bit版)パソコン
Windows10、11の64bit版を使用します。
メモリは最低16MB必要になります
③NVDIA製グラフィックボード

Stable Diffusion WebUI ローカル版を使うには
NVDIA製グラフィックボードが必須となります。
AI画像生成は、グラフィックボード(GPU)のVRAM性能が必要となり
推奨VRAM8GB以上となっています。
快適に使用するには
GTX3060 VRAM12GB以上のスペックがあると快適に使用できます。
(私はGTX3060 VRAM12GBを使用して快適に動作しています)
最低スペックGPUで動作チェック
私が試した最低スペックのGPUで動作確認しましたが
GTX1060ti(VRAM4GB)で動作しましたが
512×512サイズの画像を生成までと条件付きとなります。
③ディスクの空き容量
Stable Diffusionは、モデルデータをセットすることで
アニメ風、キャラクタ、モデル画像生成といった
様々なイラストを変更することができます。
使用するモデルデータは、3~8GBのものが多く
どれだけの種類を使用するかにより必要な容量が決まってきます。
Stable Diffusion アプリの
Stable Diffusion WebUI本体の必要な空き容量は
約12GBのディスク容量が必要です。
リアリティーある画像生成するために
モデルデータをセットする必要があります。
多くの画像生成するため、
さまざまななモデルデータをセットすると、
数十GBから数百GBの空きディスク容量が必要となります。
容量に余裕を持たせることが必要です。
④SSDのディスク
Stable Diffusionを使うためにSSDが必要な理由は、
大量の画像データを高速に読み書きする必要があるためです。
SSDは、HDDよりも5~10倍と高速であるため、
大量の画像データを処理できるため快適に作業するために必要となります。
Stable Diffusion WebUI AUTOMATIC1111ローカル版インストール
準備が整ったら、
Stable Diffusion WebUI AUTOMATIC1111ローカル版
インストールを始めよう。
インストール手順は次の順番でおこないます。
①Python 3.10.6をインストール
②Gitをインストールする
③AUTOMATIC1111をインストールする
④stable diffusionを起動する
⑤stable diffusionでイラスト生成
①Python 3.10.6をインストールする
以下のリンクから、Python3.10.6をダウンロードします。

Python3.10.6をクリックすると以下の画面が表示されます。

Windows installse(64bit)をクリックすると
ダウンロードがはじまります。
ダウンロードが終わったらインストールを開始します。
インストール開始すると次の画面がでます。

①Add Oython 3.10 to PATHに「レ」チェックをいれます。
②Install Nowをクリックするとインストールが始まります。
インストールが正常に終了すると以下の画面になります。

「Close」をクリックして終了です。
この画面が表示されない場合は、
もう一度、Pythonのインストールを始めからおこないます。
②Gitをインストールする
最新のStable Diffusion WebUIを使い続けるため
Gitをインストールします。
以下のリンクから、Gitをダウンロードします。

「click here to download」をクリックすると
Windows版の最新ファイルをダウンロードできます。
ダウンロードファイルを起動してインストールします。

インストール開始画面がでたら
「NEXT」を押してすすみます。
この後、何度も選択画面がでますが
すべて「NEXT」を押してすすみます。
最後に以下の画面が出たら
「Finish」をクリックして
インストール終了です。

③AUTOMATIC1111をインストールする
先ほどインストールした「Git」を使い
「AUTOMATIC1111」をダウンロードしていきます。
①初めに「stable diffusion」用のフォルダを作成します。
起動ドライブの「C:」に作成します。
フォルダ名は、自分の好きな名前で良いですが
分かりやすいフォルダ名にするとよいです。
ここでは、分かりやすく
「stable diffusionLocal」という
フォルダを作成します。

フォルダを作成したら
作成した「stable diffusionLocal」フォルダの上で
マウスの右クリックを押します。
「その他オプションを表示」をクリックすると
下記のウインドウがでます。

「Git Bash Here」を右クリックします。
「Git」がターミナルで開きます。
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
これを、コピーして以下に貼り付けます。

「Enter」キーを押します。
ダウンロードが始まります。

これで「stable diffusion」の起動前の作業が終了しました。
④stable diffusionを起動する
「stable diffusion」を起動していきます。


フォルダ
stable diffusionLocal
→stable-diffusion-webui
→webui-user.bat をクリックします
ターミナルが開きダウンロードが始まります。

環境にもよりますが、10~15分ぐらいかかりますので
一息、休憩しましょう。

この画面が出たら
インストール作業が終了です。
下から3行目に書かれている
http://127.0.0.1:7860
http://127.0.0.1:7860
をブラウザに貼り付けます。
⑤stable diffusionでAIイラスト生成
ブラウザでstable diffusionが起動します。

これでAIイラスト生成の準備が整いました。
さっそく、AIイラスト生成してみましょう。

プロンプトに生成したいイラストを英語で入力します。
「girl」と入力します。
右側の「Generate」をクリックします。

girl(女の子)のAIイラストが生成されました。
プロンプト(呪文)に細かな言葉を入れることで
リアリティー感やアニメ風などさまざまなAIイラストが生成できます。
呪文の作り方は次の記事で紹介していきます。