【Windows 11】Jetson Orin Nano(8GB)を SDK Manager でJetPackインストール手順
Jetson Orin Nano(8GB Developer Kit) を使い、
Windows 11 環境から NVIDIA SDK Manager(JetPack)で
初期セットアップする方法を分かりやすく解説します。
「Linuxを使ったことがない」「WSLって何?」という方でも、
手順どおり進めればインストールできる内容になっています。
Jetson Orin Nanoに電源入れてもロゴが出ない時、この方法で解決します。
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SDK Manager とは?
SDK Manager は、Jetson に OS(Jetson Linux / Ubuntu)
CUDA・TensorRT・OpenCV などの AI 開発環境
をまとめてインストールできるNVIDIA公式ツールです。
SDK Manager をインストールする
NVIDIAのSDK Manager は Linux(Ubuntu)専用のツールです。
そのため、Windows 11 では以下のいずれかの方法が必要になります。
①Ubuntu PC を別途用意する
②Windows 11 + WSL2(Ubuntu)を使う** ← 今回はこちらを使用
WSL2 を使った方法を紹介します。
準備するもの
今回使用する環境はこちら。
① Jetson Orin Nano(8GB Developer Kit)
② USB Type-C ケーブル(データ通信対応)
③ microSDカード(64GB以上 推奨)
ここにテキストを入力
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SDK Manager をダウンロードする(公式サイト)
SDK Manager は公式サイトからダウンロードできます。
SDK Manager の配布サイト
https://developer.nvidia.com/sdk-manager
SDK Manager をダウンロードする手順
1. NVIDIA 公式サイトにアクセス
2. NVIDIA アカウントでログイン(初めての方はアカウント作成)
3. SDK Manager Windows版をダウンロード
ダウンロードすると、以下のファイルが保存されます。
FILE:「NVIDIA_SDK_Manager_2.4.0.1xxxx.exe」がダウンロードされます。
ダウンロードした “.exe” ファイルをダブルクリックして実行します。
途中、PowerShell のインストールを聞かれますが
そのまま、「PowerShell 」もインストールします。
インストールが完了しました。
「スタートメニュー」 → 「アプリ一覧」に
「NVIDIA SDK Manager」が、アプリ一覧に表示されれば正常にインストール完了です。
SDK Manager を起動する準備
「NVIDIA SDK Manager」でJetPack をインストールするには、
Jetson Orin Nano本体をリカバリーモードにする必要があります。
【リカバリーモードの手順】
①Jetson Orin Nanoをリカバリーモードに入れるには、電源OFFにします。
②基板上の J14(12ピンヘッダー) の
・ 9番ピン(FC_REC)
・ 10番ピン(GND)
をジャンパーピンでショートします。
その状態で電源を投入します。
これにより、ホストPC(Linux)に接続した際に、
SDK ManagerでOS書き込み(フラッシュ)ができる状態になります。
次に、USB Type-C ケーブル(データ通信対応)を使って、
Jetson Orin Nano本体のType-C端子とPCを接続します。
これで、「NVIDIA SDK Manager」を起動する準備ができました。
SDK Manager を起動する
「NVIDIA SDK Manager」を起動します。
ログイン画面が表示されるので、
・ NVIDIA アカウントの
・ メールアドレスとパスワード
を入力してログインします。
「NVIDIA SDK Manager」で新規登録したログイン情報を入力してログインします。
【JetPack のインストール手順】
ログインに成功すると、SDK Manager のメイン画面が表示されます。
Jetson Orin Nano に JetPack をインストールしていきます。
【STEP01】製品カテゴリの選択
Jetson 製品と JetPack を選択します。
●Product Category:Jetson
【STEP02】:Jetson ボードの選択
② Hardware(ボード)の選択
次に使用する Jetson ボードを選択します。
●Jetson Orin Nano Developer Kit(8GB)
USB Type-C で正しく接続されており、
リカバリーモードに入っていれば自動的に認識されます。
ここで認識されない場合は
リカバリーモードになっていません。
USB ケーブルが充電専用といった原因が多いですので接続を確認します。
【STEP03】:JetPack の選択
③ SDK(JetPack)の選択
SDK の選択画面では、JetPack 6.2.1(インストールしたいバージョン)を選択します。
JetPack には以下がまとめて含まれています。
Ubuntu(Jetson用OS)
CUDA
cuDNN
TensorRT
OpenCV など
特別な理由がなければ、表示されている最新の安定版 JetPack を選択してください。
ここでは、JetPack 6.2.1を選択しています。
【STEP04】:インストール内容の確認
基本的に、デフォルト設定のままで OK です。
インストール内容の確認
次の画面では、インストールされる内容の一覧が表示されます。
Jetson Linux(OS)
AI関連ライブラリ
開発ツール
デフォルトのままで問題ありません。
内容を確認したら、
「I accept the terms」にチェックを入れて、
「Continue」をクリックします。
ユーザー設定と書き込み先の選択
次に、「User Name」「password」,「書き込み先」を選択します。
SD Cardは、64GB以上の容量が推奨です。
M2.SSDを使用する場合は、本体にセットして選択すると起動が簡単です。
JetPack のインストール開始
ここから実際にインストールが始まります。
OS の書き込み(フラッシュ)、各種ライブラリのインストールが自動で行われます。
⏱ 所要時間:30分〜1時間程度
(回線速度やPC性能によって前後します)
途中、Jetson Orin Nanoの本体のログインが必要になります。
Jetson Orin Nanoの画面を表示しながらインストールを進めましょう。
Jetson Orin Nanoの本体のログイン
Jetson Orin Nanoの画面からログインします。
Jetson Orin Nano側、「ユーザー名」「password」を入力してログインします。
ログイン画面が表示されます。
PCのインストールが再開されます。
インストール完了の確認します。
「FINISH」でインストール完了です。
Jetson Orin Nanoの本体にもどり、起動を確認しましょう。

